夫が突然、海外転勤を言い渡されて、困惑する女性は多いでしょう。
知り合いのいない地域に引っ越すことは大変で、それが言葉も文化も異なる海外となると絶望のように感じます。
スピリチュアルなことに興味の強い人は、「これは私のカルマでは?」「夫が悪いことをして、カルマが起きたのでは?」と考えることも多いようです。
実際はどうなのでしょうか?
負のカルマではない。
夫が海外転勤を言い渡される、といったことは、負のカルマではありません。
負のカルマのある人に対して、意図的に海外転勤を起こすような力を、守護存在たちは持っていません。
スピリチュアルなカウンセラーやブロガーたちは、「カルマが起きたのですね」などと解説していますが、それは思い違いです。
流れに身を任せるべき?
スピリチュアリストは、突然の海外転勤を言い渡されたとき、ショックを感じながらも「これは流れに身を任せるべきなのだ」と考えたりします。
しかし、別にそのように考える必要はありません。
海外転勤は、神や守護存在があなたに与えた試練というわけでないのです。そのため、嫌ならそれに抵抗してもよいです。「私は海外転勤をしたくない」と訴えてよいのです。
それが通るかどうかはわかりませんが。
リストラも同じ。カルマや天罰ではない。
急にリストラを宣告されるケースも同じです。
負のカルマがあるために天罰がくだった、といったものではありません。
それは単純に、会社の都合です。神や守護存在の意思が介入していたりはしないのです。
ただし、リストラに遭うのは仕事の成績が低い人に多いです。悪いことをしてはいないにしても、仕事の努力が足りなかった、ということはありえます。
カルマの懲罰は存在するが、現世で起こすのは難しい。
カルマの懲罰というものは存在します。
不誠実や暴力、快楽に溺れる、怠惰に生きるなら、「負のカルマ」としてガイド霊はカウントしていきます。
すべてのカルマは清算しなければなりません。
人を殴るなら、殴られる痛みを受けなければならないのです。与えたときの10倍の痛みで。
しかし、それは今生の間に起こることは少ないです。
守護存在たちは、現実に介入する力は小さいです。そのため、不誠実な人に対して現実に制裁を引き起こすようなことはほとんど出来ないのが現実です。
だから、脱税をした音楽プロデューサーや覚せい剤を犯したタレントは、再び芸能界に戻ってきて富や名声を得続けたりします。
負のカルマは、死んだあとに清算することになります。
まず、死後の霊界で、悪夢のようなものを見せられます。与えたカルマの10倍の苦しみを、悪夢の中で味わい続けます。悪夢、またはバーチャルリアリティーのようなものです。
その後、次の転生の際に、負のカルマに即した環境を与えられます。
殺人を犯した人は、殺されて死ぬことになりそうなスラム街に生まれることになります。戦国時代に、ひ弱な体で生まれます。
波動の法則で受けるカルマもある。
悪いことをした人は、現世でも多少なりともカルマの制裁を受けることが多いです。
守護存在たちが引き起こすわけではありませんが、自然とそうなります。
たとえば、不誠実なビジネスをする人は、同じように不誠実なビジネスをする人と交流しやすくなります。すると、そのような人びとからだまされ、搾取され、裏切られたりします。
悪いことをする人は、悪い人が多く出入りするような場所を好むため、そこで他の悪い人にだまされたり攻撃されたりするのです。
いわゆる波動の法則です。
誠実なビジネスをしようと思っていても、だまされることはある。
人からだまされたり攻撃されたりするとき、それがすべてカルマの制裁というわけではありません。
誠実なビジネスを営んでいても、悪い人が入り込んでくることはあります。
いつも正直に誠実に仕事をしても、悪い人がだましてくることはあります。
とても善い行いばかりしているのに、悪いことばかり起きることもあります。
現代日本において、ストイックに奉仕をする人は、報われない思いばかりするでしょう。恩をあだで返されることも多いでしょう。
恩をあだで返されても、それでも奉仕し続ける気概は大切なことなのですが、それをある程度続けたなら、骨折り損な奉仕活動はやめてもよいです。あなたの献身は、それを恩返ししてくれる人に向ければよいです。
そうでないと、あなたは枯渇して死んでしまいます。
守護存在たちは、カルマの制裁を現実世界に働きかけることは、あまりできません。魔法の力でリストラを起こしたり、宝くじを当てたりすることはできないのです。
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