スピリチュアリズムでは時々、核(コア)という言葉が使われます。「私の核(コア)が」といったような使い方です。核とは、どんなものを指すのでしょうか?
核とは?本質的な自分のこと。
核(コア)とは、霊的なボディの中でもさらに中枢の、本質的な自分のことをいいます。ただし、スピリチュアリストが「私の核が」といった話をするとき、その言葉が指しているものは人それぞれに異なります。
核は、あまり正しく理解されてはおらず、それぞれがテキトウにこの言葉を用いているのが現状です。
魂は核ではない。そのまた中枢がある。
本来的な意味において、核とは、モナドのことを指します。
一般的にスピリチュアリストは、「霊的な自分」のことを「魂」と表現しますが、これは厳密にはあまり正しくありません。私たちが普段思考したり感じたりしている意識体は「ソウル・エクステンション(魂の延長)」と呼ばれるものです。
意識が4次元に達すると、ソウル・エクステンションは魂とのつながりを取り戻します。
魂とのつながりを取り戻しても、日常の思考や感じ方にはあまり変化はありません。しかし、魂が「直感」を通じて様々なサインを送るようになります。
それにより、これまで興味のなかった音楽に突然興味が出て音楽教室に通いたくなったり、突然旅に出たくなったりなど、多少の気質の変化が生じることがあります。
「直感」は曖昧で、大抵はただのかんちがい。
「直感」というものは曖昧で、多くの場合、それは直感ではなく「感情」や「思いつき」にすぎません。自分の好みのものを選んでいるとき、その思考は直感ではなく感情ですし、いくつかあるオラクルカードのうち1枚を選ぶとき、それは直感ではなくフィーリングにすぎません。
これまでの自分の思考とは異なる、「自分ではない自分」の思考に従うようになってきたことを自覚しはじめたとき、「私は核に従ってる」「私の核が望んでいる」といった言い方をするようになる人が多いです。
それはあながち間違っていないのですが、しかし「核」という言葉の本質を追求するなら、魂はまだ、「核」ではないのです。
さらに意識の拡張(成長)を遂げ、アセンションに匹敵するほどの意識レベルに達すると、魂よりもさらに高次のハイヤーセルフである「モナド」とのつながりを取り戻します。この「モナド」こそが、本来の意味で私たち人間個々の「核」「コア」なのです。
核すなわちモナドは、常に奉仕の視点から行動を決める。
核すなわちモナドは、常に奉仕の意識で行動を決めます。モナドは、肉体に対して、奉仕を行うために指令を出すのです。
または、奉仕のために必要になる自己成長についての指示です。
核すなわちモナドとのつながりを取り戻している人は、座禅瞑想をしたときにまぶたの裏に青白い炎のような光を視るようになります。そのようなことが起きていないなら、あなたが核だと思っている思考は核ではなく、魂によるものかまたは単純にあなたの思考です。
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