スピリチュアリストの中には、彼と一緒に座禅瞑想の体験会に参加したり、彼との生活での気づきをブログに書き綴ったりしている人を見かけます。
「一緒に成長できるパートナーがいてうらやましいな。私もそういう相手を見つけたいな」とうらやんでいる人もいるでしょう。
しかし、彼と一緒でも霊的な成長はできるのでしょうか?
最終的には、誰もが一人きりにならなければならない。
この問いに対して結論を言えば、「二人では無理」です。
霊的な成長というのがアセンション、それに近しい精神性を指すのであれば、最終的には誰もが、一人きりで立ち向かわなければならなくなります。
アセンションとは「完全な自立」のことで、虹の7色を高めるというのは、「レッドのテーマで自立する」「オレンジのテーマで自立する」「イエローのテーマで自立する」・・・ということの集合にすぎません。
グリーンなどは人との関わり合いが大きなテーマとなりますが、人に依存することがゴールではありません。
アセンション文明は協力的な生活です。むしろ現代の東京よりも、人々は密に助け合っています。が、「出来ないことをやってもらう」のではありません。「不安を埋め合う」のでもありません。
アセンション文明の人々は誰もが自立しており、一通りのことは自分でこなせます。そのうえで助け合います。「自立した人々の共同生活」がアセンション文明(5次元文明)のあり方です。
極端に言えば、「ソロキャンプ」です。
霊的な成長のゴールとは、極端に言えば「ソロキャンプ」です。
一人で自然の中でキャンプをして過ごすくらいの総合力が要ります。自分でテントを担いで山を登り、自分でテントを建て、食料を集めて食べます。
一人で時間を過ごし、一人で自然の驚異に立ち向かい、暗闇の中、一人ぼっちで不安にさいなまれずに眠ります。
「彼と一緒ならキャンプも出来る」では不充分なのです。
テントを担いだり建てたりすることを男性にやってもらい、自分は空気を吸って「地球に感謝♪」とすまし顔でいるだけでは、不充分なのです。
つまり、そのようなタイプの女性スピリチュアルブロガーなどは、あなたのお手本とは言えません。
厳密に言えば人との調和や助け合いの精神が必要なので、私のコラムの中では「バックパッカー放浪が有意義なレッスンである」と書いています。
途中までは一緒にレッスンできる。
彼と一緒に霊的な成長に取り組むことも、悪いことではありません。
途中までは、彼氏と一緒でもレッスンすることができます。
どの色のテーマにも2人で出来るものはあります。
彼に依存しながらのレッスンでも、各色60点くらいまでは達することが出来るでしょう。
アセンションとは虹の7色すべてのオーラを80点以上に高めることで、その3/4くらいまでならカップルでも可能ということです。
とはいえ、60点から80点までの20点はそれまでよりも難易度が高いため、単純に3/4とは言えません。
孤独に耐えなければならない。
「彼氏と一緒にレッスンしたい」と考える女性の多くは、孤独を嫌うでしょう。
一人で過ごすことが得意でなかったり、常にべらべらとしゃべっていたがったりします。
しかし、それではアセンションは出来ませんし、精神性の高い人にはなれません。
孤独に耐えなければなりません。
沈黙に耐えなければなりません。
一人で時間を過ごすことにストレスを感じないようになる必要があります。
一人で時間を過ごすことに不安を感じないようになる必要があります。
それが住み慣れた我が家ではなく、不慣れな新しい町や、異国の見知らぬ土地であっても。日本人のまったくいない町であっても。
彼氏と一緒に霊的成長に取り組んでもよいのですが、最終的なゴールがこうした自立にあることを、理解していたほうがよいです。
そうでないと、ただの依存生活になってしまうでしょう。
「彼と一緒ならなんだって出来るわ」ではだめなのです。
一人暮らし出来るくらいの労働能力が必要です。
アセンションとは最終的に、賃金労働を手放すことですが、そこに至るまでの過程の中では、賃金労働に耐える根性や体力、社会性などが必要です。
これは、一人暮らしをやってのけるくらいの労働能力が目安になります。
いえ、不況の現代、フルタイム勤務をしても月収20万円に届かないことも多く一人暮らしは難しいので、必ずしも一人暮らしを全うする必要はありません。しかしフルタイム勤務(週40時間)程度の労働をこなすタフさは、必要と言えます。そのうえで最低限の家事・掃除もやるのです。
彼氏と一緒に霊的成長を、と願う女性には、フルタイム勤務を避けたがるやわな人が多いですが、その考えでは霊的成長は中途半端で終わってしまうでしょう。
「彼は労働を、私は料理を」ではだめなのです。
彼と一緒に霊的探究をするのもよいのですが、自分でもフルタイム勤務をこなすくらいの意識は持ちましょう。それくらいの強さを、まずは培いましょう。多少のブラック企業も、耐えるのです。
「大好きな彼と一緒に暮らすから労働もがんばれる」というなら、そういうモチベーションで同居したりするのもよいでしょう。
男性にとって、彼女の要望を受け入れるのは難しい・・・。
アセンションがどのようなものかをなんとなくでも理解している男性、仏教的なストイックな理念を持っている男性にとって、女性から「一緒に霊的成長のレッスンをしましょう」と請われても、それを受け入れるのは難しいと感じます。
「男性は、女性を助けるのが当たり前」と世間に思われているからです。
しかし、彼女の成長のためには、
「荷物は自分で持ちなよ」
「雨が降っていたって駅まで迎えにいかないよ」
「自分でも労働をしなよ」
「10周年のリングなんて買わないよ」
「君がリフォーム屋さんと交渉してごらん」
「君一人でご近所さんと遊べるようになりなよ」
「自分で雪かきをしなよ」
「自分で屋根の補修をしなよ」
と言う必要があります。
しかし、女性の多くはこのように言われると、「彼は冷たい!」と彼を批判するでしょう。そんな彼の厳しい言動を、友人にグチったりするでしょう。
また、周囲の人々はこのような立場をとる彼に対して「彼は冷たい人だ」と思い込むでしょう。
霊的探究に興味の深い人たちですら、彼の父性愛を理解できない人が多いでしょう。
男性にとって、立場が難しいのです。
あなたがある男性に、「私と一緒に霊的成長のレッスンをして」とお願いしても、彼はためらうかもしれません。
彼と一緒に霊的レッスンをしている女性は、あまり尊敬に値しない。
あなたが読み漁っているスピリチュアルブログの中には、彼と一緒に田舎暮らしなどしながら霊的レッスン、日々の気づきに励んでいる女性のものがあるでしょうか。
彼女は「今日もまた素晴らしい気づきがありました!」と明るく誇らしく哲学的な文章を書いているでしょうか。
しかし、その女性は、「オーラの総合力」という観点から言えば、あまり尊敬には値しないでしょう。霊的成長はあまり進んでいないのです。
田舎暮らしなどしているなら、日本人女性の苦手とするレッドやグリーンが高めではあるかもしれませんが、総合力はそう高くないでしょう。
そもそも、人が目指すべき人柄がどのようなものであるかを、彼女はあまりわかっていなさそうです。
彼と一緒にヨガレッスンなどしている女性、彼と一緒にマッサージサロンをしている女性、彼と一緒にバックパッカー世界一周などしている女性も、あまり総合力は高くないでしょう。
低くはないでしょうが、せいぜい「平均60点」程度でしょう。
精神的に自立している女性は、彼の存在を見せない。
精神的に自立している女性は、パートナーと一緒に5次元社会的な生活を送っているとしても、「彼と一緒に料理して云々」「ケンカをしたけどすぐに仲直りして云々」などと書いたりしないです。
精神的に自立した女性は、彼との交流はいつも平穏平和で、生活のあれこれはもっぱら自分でこなしているでしょう。
彼と一緒に農作業などしていたりするのですが、ブログなどの中で彼とのやりとりをつれづれと書いたりしないです。すでに自立しているからです。
また、彼のダメっぷりを嘆いてばかりいるような女性は、彼女自身も精神的に幼いです。精神的に成熟しているなら、そんなダメな男性を選ばないですから。お金、セックス、おしゃべりなどを求めて、ダメな男性に依存しているのです。
旦那の不満ばかり言っている女性は、その女性も精神性が幼いです。
精神的に成熟したカップルは、お互いが自立したうえでイチャイチャしています。
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