「誠実な男性と恋愛したい」と望んでいる女性は多いでしょう。しかし、「誠実な男性とはどういう男性のことなのか?」それをわかっていない女性が多いようです。
もちろんその定義は様々な見方があります。しかし、あなたがセックスやスキンシップで傷つかないように、男性嫌悪にならないように、重要な基準があります。
「手をつないでもいい?」と、彼はあなたに聞いてくれた?
あなたの彼は、あなたと親密な関係に至る際に、「手をつないでもいい?」と尋ねてくれたでしょうか?
こうした言葉であなたの意向を尋ねずにいきなり手をつないできたなら、彼は「誠実ではない」です!
こうした男性は、セックスが優しくなく、良好でもないでしょう。つまりあなたは快感よりも不快が多くなりますし、DVや予期せぬ妊娠に至ってしまう危険性も高くなります。
「手をつないでもいい?」と尋ねてくれた記憶がないなら、彼とは別れましょう。あなたが大きく傷つく前に、もう別れましょう。
性的なことは、すべて女性の同意を得てから行うべきなのです。
「手をつなぐ」はもちろんのこと、キスも抱擁もセックスも性的なことはすべて、「女性側の同意」が生じてから行うべきなのです。あなたが「したい」「いいよ」と彼に伝えてからはじめて、男性はあなたの体に触れるべきです。
女性が恋愛で傷つかないために、女性が不快な思いをしないためには、このように女性の意思を尊重することがとても大切です!
しかし、このような安全な恋愛はほとんど交わされていません。男性のみならず女性までもが、「キスは男性がちょっと強引に行うものだ」「セックスは男性がちょっと強引に仕掛けるものだ」と考えているからです。漫画やドラマなどの影響で、多くの人にとってそうした強引な恋愛が「当たり前のもの」と染みついてしまっています。
近年は、学校の性教育の中でも、この「性的同意の重要性」を教えるようになってきているそうです。
しかし生徒たちの反応は、「そんなのはシラける」「そんな恋愛では興奮できない」と主張する子も少なくないようで、歪んだロマンチシズムに社会が侵されているのを感じます。
「男らしい」をはき違えないで!
積極的に手をつないでくれる男性のことを「男らしい」と考える女性が多いです。積極的にキスしてくる男性のことを「男らしい」と考える女性が多いです。積極的にセックスしてくる男性のことを「男らしい」と考える女性が多いです。
しかし、それは誤りです。「男らしい」の意味をはき違えているのです!
海外旅行の際に、海外の英語のチケットカウンターで、「大人2枚プリーズ!」と交渉を引っ張ってくれる男性は、「男らしい」と言えます。男性が女性をリードする、というのはこういう意味であって、キスやセックスを強引に為そうとする男性が男らしいわけではありません!
女性にいきなりキスするのは、レイプと同じです!
そして、女性にいきなりキスをするような男性は、セックスもレイプじみた、荒々しい人ばかりです。
そのような男性を「男らしい。たくましい」と褒めている女性は、悲惨な恋愛ばかり繰り返してしまうのが当然です・・・。
少女漫画を読みすぎていると、こうした強引な男性にトキメキを感じてしまいやすい傾向で、注意が必要です。
「手をつないでいい?」とあなたが言えるようになったほうがよい。
誠実な男性は、手をつなぐ前に「手をつないでいい?」と聞いてきます。いえ、本当に誠実な男性は、「手をつないでいい?」と尋ねることすらしない傾向です。彼女の側が手をつなぎたがるまで、待とうとするのです。それは臆病だからではなく、彼女を不愉快にしないための優しい気遣いです。
あなたは、あまり好きでもない男性に「手をつないでいい?」と言われたら、それだけで不愉快に感じるでしょう。まだ触れていなくても、その男性があなたに触れたがっている事実を知るだけで不愉快に思うでしょう。誠実な男性というのは、そこまで理解しているのです。そして女性の心に配慮します。
すると、あなたが幸福な恋愛をするにおいて、「手をつないでいい?」とあなたが自分から言える積極性・自己主張力を持ったほうがよいです。「キスしていい?」「セックスしたいの」と、女性の側が言えるようになるべきなのです。
「そんなの恥ずかしい!」とあなたは思うでしょう。そのとおりです。私も恥ずかしいです。しかし、女性たちはそれを乗り越えるべきなのです。「勇気」というものです。
勇気を出さないなら、恋愛で傷つくのは仕方ないと言えます。それが「カルマ」というものです。
「セックスしたいの」と男性に伝えるのは、ものすごく恥ずかしいでしょう。私れなも、初めて男性に「セックスしたい」と伝えたとき、頭がクラクラするほど緊張し、大汗をかき、動揺しました。とても恥ずかしかったです。顔は真っ赤になっていたでしょう。でも、それを乗り越えるべきだとよくわかっていたので、精いっぱいがんばりました。
あまりにも恥ずかしいなら、メールやLINE、手紙などを使って伝えるとよいです。口頭よりは動揺しないで済むでしょう。
誠実じゃないとわかっているけど別れられない。それも勇気がないことが問題では?
「私の彼はあまり誠実な人じゃないとわかってる。別れたほうが良いとは思っているけれど別れられない・・・」そんな葛藤を抱える女性もいるでしょう。
別れるべきと思っていながら別れられない女性は、その要因も「勇気が足りないから」であることが多いです。
彼はあまり良い男性ではないが、新しい恋を掴みとる自信がないため、今の恋人を手放せないのではないでしょうか?
自分から「好き」「セックスしたい」と言えるようになると、新たに恋愛を得ることが難しくなくなるため、1つの恋に執着しなくなります。
やはり、自分から好意や性欲を伝えられるようになったほうがよいのです。
娘さんに教えてあげてください。
娘さんが小学生にもなったなら、こうしたことを繰り返し話してあげましょう。「いきなりキスしてくる男なんて最低なのよ!」と。
恋愛アニメを見ていて、積極的にキスしてくる男性キャラに「ステキー」と娘さんがときめいていたら、「女の子の同意もなくキスしてくる男性は最低よ!」と話してあげてください。
そうした会話を繰り返しているうちに、女の子たちは「強引な男は危険だ」という価値観を形成します。優しく穏やかな男性にときめくようになっていきます。
娘さんがレイプに遭わないかどうか、望まぬ妊娠に遭わないかどうかは、お母さんの性教育に大きく左右されます。
「話す」ということに恥ずかしさ・難しさを感じるなら、この記事をそのまま娘さんに見せてあげるのもよいです。
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