使命とは?今生で果たすべき役割。天命。
使命とは、「与えられた役割」のことですが、スピリチュアリズムにおける使命は、「今生で果たすべき役割」のことをいいます。天命もほぼ同じ意味の言葉です。
使命は、「ブループリント(人生の青写真)」とよく似た言葉ですが、同じではありません。ブループリントは事前に決めてきたものなので変化することはありませんが、使命は状況に応じて変化しうるものです。
使命は派手なものばかりとは限らない。
「私の使命は何だろうか?」と強く関心を持つ人の多くは、今の単調な生活から飛び出して何か大きなことを成し遂げたいと考えることが多いです。使命の達成を題材とする映画や小説ではたしかに、主人公は壮大なスケールの何かをやってのけることが多いですが、しかし使命のすべてが仰々しいものであるとは限りません。「つつがなく子供を育てる」といった使命を持つ人も大勢います。
使命を知る方法は?
自分の使命を知ることはなかなか難しいことですが、手掛かりはあります。
使命は多くの場合、自分が得意としていることや生まれつき持っている環境を活かしたものであることが多いのです。たとえば、中学校の頃に通知表で5を取れた教科に関連するものごとは、あなたの使命である可能性が高いです。
お金持ちの家に生まれている場合、その資産をさらに大きくすることではなく、その資産を5次元社会の創造のためになげうつことが、あなたの使命です。
これといって突出した能力を持たない人や、保守的な感性を持つ人、出かけるのが好きではない人、特殊な病気を持っていてアクティブな行動が難しい人は、子供を育てることや家庭を守ること、地域社会を守ることを使命としていることが多いです。平凡な毎日にこそ、意味があるということに気づいてください。
なお、「子供を育てる」という使命は、「子供を過保護にする」という意味ではありません。むしろ、子育てに注力すべき人というのは、子供にうまく父性愛を施し、自立心の強い子供に育て上げることが大切です。
こうした説明を読んでも自分の使命についてピンとこない、または、もっと具体的に自分の使命を知りたい場合は、チャネリングで守護存在にハッキリと答えを聞くしかありません。
使命を果たしたいなら、まずは欲望を満たしてしまおう。
近年のスピリチュアリズムは、欲望を叶えるためのあれこればかりが氾濫していて危険なのですが、ある意味では、個々が自分の使命を果たすうえで、それは重要なことかもしれません。というのも、どうしてもやりたいことやどうしても欲しいことがあるうちは、自分の使命に打ち込むことが困難だからです。たとえば、まだ遊び足りない父親や母親は、子育てや労働をそっちのけに遊びほうけてしまう人が多いですね。
そのためあなたが、自分の使命を果たすことや社会貢献に対して真摯な思いを持っているとしても、まずは自分の欲求を満たすことを先決にしましょう。
使命は変化することがある!
使命は、変化することがあります。これはなぜかというと、あなたの周囲の環境が、生まれてくる前の予想とは大きく変化してまう場合があるからです。
たとえば、村の小さなお寺を守り継いでいく使命を持って、あなたが生まれたとします。しかし、そのお寺が火事でなくなってしまったり、どこか他所の土地から優秀な住職が訪れ、そのお寺の管理者を引き受けることになったりして、あなたがお寺を守る必要性がなくなってしまったなら、あなたはそのお寺に固執する必要性がなくなります。その場合あなたの守護存在は、次にあなたの特性や環境にふさわしい使命を考えだします。
守護存在やチャネラーに、「私のブループリントは何ですか?」という尋ね方をしてしまうと、すでにやる必要のなくなった内容を答えられてしまう可能性があります。それを一応知っておくことも有意義かもしれませんが、やる必要のないことに尽力するのは不毛なので、ブループリントを尋ねる場合は「今やるべき使命はそれと同じですか?」といった質問もしておいたほうが良いです。
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