「人はどう生きるべきなのだろうか?」と哲学的・道徳的なことを考えるとき、神話の中にヒントを探そうとする人は少なくないでしょう。そして、ギリシャ神話に興味を持つ人もいるでしょう。
または、ルネサンス絵画など眺めていて、漠然とギリシャ神話に興味を抱く人もいるのではないでしょうか。
ギリシャ神話とはどのような文化だったのでしょうか?
西洋における仙人思想の役割があった。
たとえば非常に達観した人を見たとき、「仙人のようだ」と形容します。「悟った人」「優れた人」といった意味合いです。
私たちは、中国の山奥に仙人の住む隠れ里があり、そこでは平和で無欲、健康的な暮らしが営まれている、という概念を何となく知っています。おとぎ話などを通じてこうした認識を得るでしょう。
実は、スピリチュアリズムでいうところの「アセンション思想」は、こうして大衆の生活の中にも昔から刷り込まれていました。
ギリシャ神話が絶えず伝承され続けてきたことには、実は意味があります。
神話時代のギリシャは、東洋における仙人のような暮らしがあったのです。それを語り継ぐために、ギリシャ神話というものがありました。
遠い昔、チャネリングの行える吟遊詩人や作家などが、神話として当時の様子を語ったのです。
神話時代のギリシャは、仙人の隠れ里やアセンション文明に近いような理想的な暮らしがありました。東洋の仙人の里との違いは、古代ギリシャには西洋的な美・芸術があったことです。生活は質素なのですが、華やかで可愛らしく、美しかったのです。
西洋人は美しいものを好むため、美を併せ持つ古代ギリシャ文化を、理想社会として語ったのです。
ギリシャ神話における細かい伝承は、ほとんどでたらめ。
しかし、中世や現代に語り継がれているギリシャ神話の内容は、ほとんどがでたらめです。
「神的な人々がいた」というシチュエイションを活用して、様々な道徳や宗教、創作に利用されたのです。それらがごちゃごちゃにまじりあいながら伝承を続け、今に至っています。
たとえば、ゼウスが雷を操ったなどという魔法じみたことは、でたらめです。
ヘビの髪の毛を持つ女性など、存在しませんでした。
ギリシャ神話の物語を熱心に読むことは、ほとんど意味がありません。
インディゴチルドレンとクリスタルチルドレンの文明。
神話時代のギリシャというのは、インディゴチルドレン(宇宙人の魂を持つ人)とクリスタルチルドレン(天使や妖精の魂を持つ人)ばかりの文明でした。
そこにアセンション的文明を作ろうとしたので、優秀なインディゴチルドレンたちに仕切らせ、クリスタルチルドレンたちが追従する社会を造ったのです。
ルネサンス絵画に描かれるギリシャ神話には、美しいあどけない表情の女性ばかりが登場しますが、クリスタルチルドレンばかりだからです。こうした画家たちは、霊視によってまぶたの裏に古代ギリシャの様子を視て、それを描いていました。そうでない絵もありますが。
現代日本もインディゴチルドレンとクリスタルチルドレンばかりですが、同じような特殊な文明が、過去にギリシャにあったのです。
誠実な文明だったわけでもない。
実際の神話時代のギリシャは、完全な理想社会だったわけでもありません。
現代日本において、落ちぶれているインディゴチルドレンばかりであることは私のコラムで幾度となく書いています。当時のギリシャも同じです。優秀な指導者と期待されて生まれたインディゴチルドレンも、欲や怠惰におぼれて不誠実に生きてしまった人が大勢いました。彼らが指導者となったり神と呼ばれたりして、戦争を起こしたり女性を犯したりもしたのです。
無名な人々の、理想社会があった。
しかし、理想社会もたしかにあったのです。
それはギリシャ神話に語られる神や英雄の周りではなく、誰も知らない、無名な人々の小さな集落においてです。
そのような暮らしは、神話(物語)として語られることはほとんどなく、ルネサンス絵画の中でひっそりと描かれることが、多少あります。
無欲でピュアな人々の、穏やかな暮らし。
では、古代ギリシャにあった理想社会はどのようなものなのでしょうか?
それは、無欲でピュアな人々の、穏やかな暮らしです。
彼らは自給自足の原始的な暮らしをしていました。菜食です。
しかし、あまり欲がなく、ぜいたくを欲しないため、1日に4時間も働けば暮らすことができました。農業や家事や機織りなどです。
勉強はありましたが極めてシンプルです。小学校2年生程度の算数ができれば、それでもう充分でした。それで農業も料理も機織りもできます。
重労働も受験地獄もない暮らしが、そこにはあったのです。しかし、ぜいたくもエアコンもありません。
ぜいたくに興味はないが、美を愛した。
その人々は、便利な家電など求めせんでしたが、美をこよなく愛しました。
お花畑に繰り出しては、色とりどりの花を摘み、それで自分を飾り立てました。毎日毎日、新しいデザインの服を楽しみました。自分で飾るのです。
お金は一銭もかかりません。有名デザイナーなどいません。
絵をかいたり、彫刻をしたりもしました。
美術品は、高いお金を出して買うのではなく、自分で造るのです。
おしゃれなホテルに泊まるのではなく、自宅を自分で飾るのです。
美意識が高く、可愛らしく、しかし無欲な人々でした。とても魅力的な女性です。
ダンスが大好き。
労働は一日に4時間ほどしかないので、暇な時間がたくさんありました。
古代ギリシャの人々は、ダンスをこよなく愛しました。それは運動であり芸術です。
踊ることが楽しく、それを披露することが楽しかったのです。
セックスにおおらかな文化だった。
ギリシャ神話の絵画には、裸の女性、半裸の女性が大勢描かれています。恥じらうそぶりもありません。どう見ても男女がセックスしているような描写すら多く見かけます。
実際、古代ギリシャは、セックスについて非常におおらかな文化でした。
誰もが、複数の異性とセックスを楽しむのです。人を独占するという概念はないのです。また、女性同士がセックスを楽しむことも普通でした。
人々は昼間からセックスをしました。ほとんど毎日セックスをしました。1日に2時間もセックスをしました。
欲張らないので労働が4時間で済み、一人の異性を独占しないので、こうした充実したセックスライフが可能だったのです。
裸を恥ずかしいものとは感じていませんでした。彼女たちも服を着ましたが、防寒とおしゃれのためであり、裸を隠したかったわけではないのです。
ギリシャ神話時代からの転生者が、現代日本には大勢いる。
このような古代ギリシャの過去世を持つクリスタルチルドレンが、現代日本には大勢転生しています。
AKBのようなアイドルを志望する子たち、コミケでコスプレを披露する子たち、セックスの仕事に抵抗を持たない子たちなどの多くは、ギリシャ神話時代の過去世を持ちます。
そのときの記憶を魂が持っているため、ダンスやステージパフォーマンスを好み、肌露出に抵抗がなく、セックスが好きなのです。カラフルなおしゃれを好みます。
ギリシャ神話の過去世を持つ女性たちは、非常に快楽的ではあるのですが、その反面、どこかピュアで誠実なところがあるでしょう。争いが嫌で、不誠実な人が嫌なのです。
そのため、たとえば芸能界の華やかさに憧れますが、入ってみるとそこが腹黒いところなのでショックを受けます。「私の求める華やかさとはちょっと違うな」と感じるでしょう。
彼女たちは、古代ギリシャのような、「質素かつ華やか」な世界を造れるはずなのです。
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